「珈琲通」への第一歩!豆選びからはじめるコーヒーの淹れ方。

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コーヒー豆を挽いてみよう「ひと手間」を愉しむ。

ひと口にコーヒーと言ってもその飲み方は様々。インスタントコーヒードリップコーヒーのように手軽なものから、自分でドリッパーを用意して淹れるレギュラーコーヒー、リキッドタイプのアイスコーヒーなど、好みや用途によってその形状も変化します。中でも最大限にコーヒーの魅力を引き立たせるのが「豆を挽いて淹れる」という方法です。今回はこの、コーヒー好きによるコーヒー好きのための、最も贅沢な飲み方をご紹介します!
当然ですが、豆から挽くとなるとそれなりの手間がかかります。お湯を注ぐだけのドリップコーヒーと比べると、専用器具の準備が必要になり、時間もかかります。
しかし!そのひと手間がコーヒーの味をグッと引き立て、喫茶店で飲むような本格的な一杯に辿り着くことができます。ここで肝心なのは、この「ひと手間」を愉しむ気持ちです。豆を挽きながら、まずはその芳ばしい香りを愉しむ。それこそが真のコーヒー好きの嗜みと言えるのではないでしょうか。

なぜ挽きたてが美味しいのか

ここでコーヒーの鮮度についてお話ししておきます。お刺身やお肉、ケーキに至るまで、この世に存在する美味しいものの多くは鮮度が命と言っても過言ではありません。それは珈琲豆においても同じことが言えます。コーヒーの天敵はズバリ「空気」です。空気に触れることで豆の酸化が進み、徐々に香りや風味が損なわれていきます。気密性の高い容器で保管することで酸化を遅らせることはできますが、こればかりは限界があります。そこで「淹れる直前に挽く」という選択肢の登場です。最初から粉の状態になったレギュラーコーヒーと、飲む直前に粉にするコーヒー豆とでは、空気に触れている時間に大きな差が生じます。また粉々になったコーヒー豆はその分空気に触れる面積が大きく、飲む直前まで豆の状態で保管した方がより鮮度が保てるという理屈はイメージしやすいかと思います。揚げたての唐揚げや焼きたてのパンが美味しいように、コーヒーは挽きたてが最も美味しいのです。

コーヒー豆の選び方

次にコーヒー豆の選び方です。まずはじめに、コーヒー豆には大きく分けて「シングル」と「ブレンド」があります。その名の通り、1種類の豆だけのものが「シングル」、複数の種類を混ぜたものが「ブレンド」と呼ばれていますが、それでは何故わざわざ豆をブレンドする必要があるのでしょうか。コーヒー豆は品種や産地によって異なった特徴を持っていて、苦味や酸味、香り、後味など、豆の種類だけその味わいも多種多様なのです。大雑把な言い方をすると、「シングル」はその独自の個性を楽しむもので、「ブレンド」は飲みやすいよう味のバランスを整えたものです。そのため、不特定多数の人が利用するお店では、個性の強い「シングル」よりバランスの取れた「ブレンド」が好まれる傾向があります。クセがなく、誰が飲んでも美味しいと感じられるよう味が調整されているので、多くの人に受け入れられやすいのがメリットです。一方シングルビーンズは主に珈琲専門店で販売していて、「ケニア」「キリマンジャロ」「モカ」といった具合に、原産地や品種がそのまま呼び名になっているのが一般的です。自分好みの豆を探し当てる難しさはありますが、一度お気に入りの豆に出会ってしまえば長く付き合っていけるのもシングルビーンズの良いところです。自分だけの贔屓の豆があるのも、なんだかカッコイイ気がしますね。

コーヒー豆の名称は原産地や品種で決まる

準備するもの

コーヒー豆
・コーヒーミル
・ドリッパー
・ペーパーフィルター

珈琲通への第一歩。そのために必要なものはたったこれだけです。
ドリッパーとペーパーフィルターは100円ショップでも買えますが、ミルだけはそうもいきません。食器店やインテリア雑貨店、家電量販店でも販売していますので探してみてください。手動でハンドルを回すタイプや電動のものがあり、デザインや価格も様々ですが、構造自体は単純なもので基本的に大きな違いはありません。但し、挽くときの粗さだけは味に影響が出るので注意が必要です。注ぐお湯の量が同じであれば、粗挽きになるほど薄く、反対に細挽きになるほど濃くなります。ミルを選ぶ際には目の粗さを調整できるものかどうかも念のため確認しましょう。
器具の準備ができたら、あとは豆を選ぶだけです。前述の通り、シングルビーンズはそれぞれ味の個性が強く、初心者には不向きと言えます。よくわからなければ、名前に「ブレンド」と入っているものを買い、まずは豆からコーヒーを淹れる美味しさを味わってみるのがお勧めです。

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美味しい珈琲を淹れるために必要なコーヒーミルとドリッパー

いかがだったでしょうか?さらに美味しさを追求したい方は、以前掲載した「自宅で出来る美味しいコーヒーの淹れ方」も併せてご覧ください。お湯を注ぐタイミングや美味しく淹れるコツを詳しくご紹介しています。

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